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「どんな状況でもライバルは自分の慢心。だからライバルに目を向けることができないくらい、自分はまだ幼いなと自覚しました」
まるで、まるで俺は高木ブーじゃないか!
…南のほうにある職場に異動してから早一年。
自分に甘え、何もできなかった自分は、まるで、まるで高木ブーじゃないか…
かつて落第生だった自分はいつの間にか周りから持ち上げられ二年目にして新人教育と職場を任される。上司の助けもあって成績は上々。
そして三年目には規模の大きな職場に異動&主任になった。
同期の中で一番最初に新しい職場に大抜擢という話まであった(これは精神的な面を考慮して上司が断ったらしいが)
まではいいのだが…
自分に対する甘えから、前の職場で培った事も、これから向き合わなければならないことも、すべて忘れてしまったのである…
どうりで一年前と何も変わっていない訳だ…
気が付けばエースからは転がり落ち、「この職場に幽閉されるのでは…」なんて冗談も通じなくなってきている。
もしかして、エースというのも幻想であり、すべては自分の妄想だったようだ…と思ってもいいくらいに何も変わらない生活を送ってしまっていた。
(そもそもエースという言葉は自分を奮い立たせる為に使い始めたので間違いなく妄想なのだが)
そういえば、自分に対する評判もめっきり聞かなくなってしまった…
成績もあまりよくないが、まあいいや今日もマックでおやつ食べよう(デブ~
気が付いたら体重は増え昔のような機敏な動きは出来ず、仕事に対する意識も低く、
スッピンで出かけてもなんとも思わない量産型ブスが出来上がったのである。
何のための仕事だ、何のためのお金だ、何のための人生だ…
何のための前進守備だ、佐伯…この言葉を笑えないくらいの、日常。
99年優勝時、ライトスタンドは横浜ベイスターズの旗が翻り、大勢のユニフォームを着た観客で賑わっていた。
しかし、気づけばライトスタンドはオレンジ色に剝げているではないか…
感覚がマヒし、勝てないスタメンを見ながら巨人ファンの兄者に向かって「これなら優勝できる!」と過去の栄光にすがりながら言い放つ一方、ここ一か月のポジティブ要素は下園の選球眼…
オーケンも歌っているじゃないか…何も出来ない俺はまるで高木ブーのようだと…
亡くなった叔父の葬式でふと気づいた。
自分が亡くなった時点で意識は無になるから見ていた景色はすべて止まるのだけれど、私がいない景色は進む。
自分の見ていた景色が止まった瞬間、私は何を思うだろうか?
「あ~、もうちょっと自分に正直になって、頑張って生きていけばよかったな~やりたいことやりつくして、ちょっと疲れたから寝るわって言いながら死にたいな~」
そんなことを考えていた時、冒頭の壇蜜のコメントを見てしまった。
ライバルは自分の慢心…
ついでに新しい上司からの「君は頭が良さそうだから難しいことも教えてあげよう」ということもカナヅチになった。(自分は勉強が出来ない)
ライバルは自分の慢心、慢心…
会社での身の振り方も思いつかずただ流れていた一年。
これからは、自分を少しずつ変えていかないと、後悔するだろうな…